液体ガラス工法について

液体ガラス工法とは

液体ガラスは、常温で液体として存在できるガラスで、有機物との密着性を向上させた無機質材で、着色性・伸縮性・屈曲性に優れ、環境負荷の少ない素材です。

液体ガラスを、木材に塗布または含侵することで、耐久性の向上や寿命を伸ばし、無害・無公害・無添加で木材を改質することができ、環境性に優れ、人口化学合成の薬剤に変わる革命的な工法です。

工法

塗布処理

液体ガラスを木材の全面に塗る処理です。
処理をする前には、しっかりと木材を洗浄、除菌した後、木材に水分が残らないよう乾かしてから処理をします。

主に既存の建築物の木材部分やウッドデッキ、家具などに施工する場合に行う処理です。
ウッドデッキや家具など木材の取り外し可能なものは、一度取り外して1つ1つの木材に対して行い、塗り終えた後、再度組みなおします。

処理工程

  • 除菌

    除菌

  • 洗浄

    洗浄

  • 表面を研磨

    表面を研磨

  • 液体ガラス塗布 下塗り・中塗り

    液体ガラス塗布 下塗り・中塗り

  • 液体ガラス塗布 上塗り

    液体ガラス塗布 上塗り

  • 完成

    完成

含浸処理

液体ガラスを木材全体に染み込ませ硬化させる処理です。
木材に浸み込ませることで、高耐久・防炎・高耐候性を実現させることができ、さらに、液体ガラスを塗装することにより日焼けに強く、変色しにくい木材に改質することができます。

主に新築の土台や柱、梁などに施工する場合に行う処理で、耐震性の高い木造建築となり白アリ対策にも有効です。

専用加工設備

小坂建築では、含浸処理を自社で対応できるよう、専用の加工設備を導入しています。

  • 専用加工設備
  • 専用加工設備
  • 専用加工設備
  • 専用加工設備
  • 専用加工設備
  • 専用加工設備

処理工程

専用の加工設備で木材に液体ガラスを含侵させます。

  • 含侵処理工程
  • 含侵処理工程
  • 含侵処理工程
  • 含侵処理工程
  • 含侵処理工程
  • 含侵処理工程

建築材へ利用

建築の材料となる木材に液体ガラスを塗布、または含侵し利用することで、様々な効果が得られます。

効果
  • 強度の向上
  • 水に強い
  • 汚れにくい
  • 長期耐久
  • ささくれ防止
  • トゲ防止
  • 防炎
  • 防腐
  • 抗菌
  • 防蟻
  • 耐候性
  • 変色防止
耐久促進試験
木製杭の耐久性

画像:(株)ニッコー様提供

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